ドコモユーザーはおサイフケータイの利用を止めるべき

NTTドコモの携帯電話ではSIMカードとおサイフケータイの情報が紐付けされており、SIMカードを抜くと利用できなくなるそうです。つまり、携帯電話を解約したら残高は利用不能になるということですね。

NTTドコモの携帯電話機において、SIMカードと携帯電話機内のおサイフケータイの情報をヒモ付けしており、そのSIMカードがささっていないとおサイフケータイの機能が使えないようにしているためだという。NTTドコモの担当者は「例えば紛失や盗難にあった携帯電話機に別のSIMカードをさして電子マネーなどを使えるのは、セキュリティの観点から問題がある」と理由を説明した。

via 「SIMフリーのおサイフケータイは、セキュリティ見直しが必要」とNTTドコモ、消費者支援連絡会より (http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100329/346344/)

手持ちのソフトバンクの携帯電話ではSIMカードを抜いても、電源を切ってもおサイフケータイは利用できました。バッテリーを抜いてしまうと利用できないので電源は必要ですが、携帯電話としての契約を解約してしまっても残高を使いきってから処分することが可能になっています。

本来電子マネーにはそれぞれ識別番号があるのだから、紛失盗難の際にはそれぞれの電子マネーの機能として利用停止をすればいい話で、もしセキュリティの観点から何かをしようとするならばSIMを抜いたら利用できなくするのではなく、紛失盗難によって携帯電話の利用を停止したときに、紐付けされている電子マネーも一括して利用停止手続ができるようにするべきです。

特にポストペイ型の電子マネーはクレジットカードと紐付けされているのでその上SIMと紐付けする必要などないのです。逆にSIMと紐付けするのなら、SIMを抜いて新しい携帯電話にセットしたら以前の携帯電話から電子マネーの残高が移行されるようにしてこそユーザーの利便性を考えた仕様といえるでしょう。

また、電子マネーは性質的には財布の中に入っているプリペイドカードやクレジットカードと同じものなので、財布と同じような扱いをすればいいことであり、そういう意味でもSIMと紐付けをする必然性はありません。むしろSIMと紐付けをすることによって、ドコモがユーザーの消費行動を全て記録していると勘ぐられても仕方がありません。

たとえプライバシーを侵害していなくても、自分の財産を守るのはユーザーの責任であり、オプションとして提供するならともかく利便性を損なう機能を標準装備にするのはいかがなものでしょうか。電子マネーの残高を人質にとって契約継続を迫っているととられても致し方ないところです。

いずれにしても、携帯電話の契約に縛り付けられているドコモのおサイフケータイは、解約やキャリア変更に備えて早めに残高を使いきって利用を止めるのが消費者として正しい判断のようです。

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